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相場操縦行為とは



需要と供給によって成立している証券市場では、公正な取引を守るための様々な法律があります。しかし、あらゆる市場において、法の網目を掻い潜って相場を自分の有利な方向へ導こうとする違法行為がしばしば発生します。

市場に混乱を招く相場操縦行為

市場に混乱を招く相場操縦行為

「相場操縦行為」は金融商品取引法で禁止されている行為で、意識的または人為的に相場を変動させたり、一定の水準で固定したりするなどといった行為のことを指します。こうした行為により、まるで需要と供給の関係が成立しているかのように見せかけて、利益を得ようとする違法行為が起こり得るため、金融商品取引法ではこれを厳しく罰しています。これには「風説の流布」も含まれています。

相場操縦行為は、投資家に損害を与える可能性や市場の混乱を招く場合があり、その行為によって罰則が変わります。相場操縦行為を行なった場合には10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(またはその両方)、そして利益目的で相場操縦行為を行ない、相場を変動または固定させ取引を行なった者に対しては、10年以下の懲役または3,000万円以下の罰金が科せられます。法人においては、法人関係者の個人だけでなく、法人自体にも罰則がかけられ、7億円以下の罰金が科せられ、損害賠償責任を追う場合もあります。

主な相場操縦行為の例

主な相場操縦行為の例

「相場操縦行為」には、主に以下のようなものが挙げられます。

見せ玉(みせぎょく)
見せ玉とはみせかけの注文のことです。売買を成立させる意思はなく、特定の株式などに対して大量の売買注文、取り消し、訂正などを作為に行なうことで、まるで取引が活発に行なわれているかのようにみせかける行為のことです。これにより、他の投資家からの取引を誘引しようとするため、こうした行為を禁止しています。
仮装売買
特定の銘柄の売買が活況に見せるために、一人の投資家が権利譲渡を目的とせずに、売り注文と買い注文を同時にかつ頻繁に行なうこと。
馴れ合い売買
仮装売買と同様ですが、複数の投資家が結託するなどして、売り注文と買い注文を同時期に行ない、特定の銘柄の売買が活況であるように見せかける行為。

相場操縦行為と疑われる行為の例

相場操縦行為と疑われる行為の例

「相場操縦行為」とは断定できないものの、疑われる行為もあります。

市場関与率の高い取引
出来高の少ない銘柄を大量に買い付ける(または売り付ける)行為を継続的に行なうこと。
終値関与
特定の銘柄の終値を安く、または高くみせることを目的に立会終了間際に注文を出す行為。
買い上がり・売り崩し
特定の銘柄の株価を意図的に上下させることを目的に、大量の売買注文を断続的に発注すること。特に終値関与のように、立会終了間際に行なうと操縦行為とみなされる場合があります。
株価停滞取引
特定の銘柄の株価を固定させることを目的に、一定の株価に収まるように意図的に大量売買を行なう行為。

こうした相場操縦行為については、「意図しない」場合においても、疑われる場合があるので、上記のような行為にはくれぐれも注意したいところです。