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格付け機関とは



2013年8月に日本国の借金が1000兆円を突破し、世界の主要格付け機関が日本国債の格下げを示唆するといった問題が経済ニュースをにぎわせました。ところで、「格付け機関」とはどのような機関なのでしょうか。

債権の信用度を客観的な立場で評価する格付け機関

債権の信用度を客観的な立場で評価する格付け機関

格付け機関とは、企業・団体または政府などが発行する債権や金融商品の信用度合いを格付け(ランク付け)する民間企業です。

日本では唯一、金融庁が格付け機関を指定できます。現在は、ムーディーズ、スタンド・アンド・プアーズ(S&P)、フィッチ・レーティングス、R&I(格付け投資情報センター)、日本格付研究所の5社が指定されています。格付け機関は、債券を発行する企業・団体などの財政状況や業界動向を分析し、一定の基準に基づいて、記号や数字を用いた等級で評価します。これを「信用格付け」と言います。この「信用格付け」は例えば、会社四季報に掲載されるなどして、投資家が企業の財政状況を調べる参考にします。また、この信用格付けは、株式市場全体に大きな影響を与えることがあります。

世界を格付けするムーディーズとS&P

世界を格付けするムーディーズとS&P

経済ニュースにおける格付け関連のニュースで頻繁に目にする「ムーディーズ」と「スタンド・アンド・プアーズ(S&P)」はともに米国に本社を置く、世界2大格付け機関と呼ばれる企業です。ムーディーズは1900年に創業、S&Pは1860年に設立という長い歴史を持ち、両社はフランスのフィッチ・レーティングスと合わせると、世界の大部分の格付け業務を担っていることになります。

ムーディーズは現在、米国、日本を始め、ヨーロッパ、オーストラリアなどの各国の公共債及び企業の格付けを行なっており、世界の40%のシェアを誇る格付け機関の最高峰とされています。格付けの評価ではトリプルA(Aaa)を最高位として、Aa、Aの順に評価が下がっていきます。また、Aを標準としており、その下をBaa、Ba、Bと表記し、Cが最も低い信用度を表しています。

S&Pは最も歴史のある格付け機関として、ムーディーズに並ぶ企業です。アメリカの代表的な株価指数であるS&P500を算出している指数ベンダーでもあります。格付けの表記では、AAAを最高位とし、AA、A、BBB、BBと下がっていく表記方を採用しており、日本の経済ニュースなどで表記されているのは、S&Pの表記が多いです。

この両者の格付けは世界の投資家が注目しているため、国家の債券である国債の評価において、評価が変更されると、経済ニュースでは大きく扱われます。この評価が変わることで、同国の株式市場にも大きな影響を与えており、2008年のリーマンショックのときには、両社の知名度が一般にも広まりました。